◆多過ぎる世襲議員

やっと多少涼しくなりました、エアコンのお世話にならなくて済みます。　


日本の国会議員の３人に１人が世襲で、衆院の自民に限れば４割が世襲です。
ちなみに、米国では上下両院議員で５％以下の比率です。

世襲議員は当選しやすく、若くして選ばれ、政権与党内でも早く出世できます。
身びいきや、親の七光りも、注目度も高く、見識・能力・適性・・・も問われません。
首相も、脆弱なボンボン世襲だらけで世襲率約７０％という異常さです。

有権者が世襲をことさらに好む理由は何なのでしょうか
どうやら、心理学でいう「ザイアンスの法則」に適った現象といえそうです。
「人は見知らぬ人には冷淡に接する。
　　人は会えば会うほど好意的になる。
　　　人はその人物の人間的側面を知るとより強い好意をもつ」人間心理の法則なのです。

一方、自分の議席を息子や娘といった側の論理は、どういうことなのでしょうか
オイシイ果実は、身内に継承、他人には渡したくない一族の論理があるからです。
国家・国民のためよりも、「一族の利権」確保の要素が、極めて強い動機になるからです。
なんたって、当選すれば、「高額報酬・政治権力・高待遇・・・」が一度に手に入ります。

優秀な人材が政治を担わないと、日本の衰退と混迷は一層深まるばかりでしょう。
MONEY VOICEより

英国では「親の七光り」に頼らないと議員になれないのは無能の証でもあるらしい。
今の選挙制度は、本当に政治をしたい人が政治家になれない異常状態です。


↓　ぽつんと一輪、タマスダレが白く咲いていました
　　花の中には、何か虫が数少ない花にたかっています

↓　花後の姫檜扇水仙（モントブレチア）です、奇麗とはいえません